「つまらない仕事を、大量に、ミスなく、短時間でやれ!」

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最近の新卒は「3年で3割が辞める」といわれている。
メガバンク行員が「30歳までに4割が辞める」と言われても、それほど違和感がない数字かもしれない。

ただ、メガバンクと言えば就職先人気企業ランキングの常連。
国立大学・早慶といった有名大学出身者で、高倍率をくぐり抜けてきた人達が集まる会社。
頭脳明晰で精神的にもタフなはずの人達にいったい何がおきているのだろうか?

メガバンクを退職した人達の声をまとめると次の5点に集約される。

  1. 理不尽なノルマと上司のプレッシャーに悩まされる
  2. 社内試験や資格勉強に追われプライベートがない
  3. サビ残が多く仕事と給料が見合ってない
  4. 減点主義&出世競争で人間関係が悪い
  5. お役所体質で仕事が面白くない

「つまらない仕事を、大量に、ミスなく、短時間でやれ!」と言われ続ければ、嫌気がさすのも理解できる。

メガバンク中堅社員が語るリアルな生活実態

中堅社員の苦悩

資金需要がない企業からも融資案件を獲得するのは本当に大変。
月末になると、ただ営業ノルマをこなす事だけで頭がいっぱい。
会議で上司から叱責されない為に仕事をしているようなモノ。
自分の提案が顧客の為になっていないのは百も承知。
それでもノルマ達成のために仕方ないと割り切っている。

さらにアレコレ頭をふり絞って社内稟議を何度も書き直している時に、「投資信託売れてないな~。月末までに数字まとめて。」とか言われると、ブチ切れそうになる。

出勤時間内だけではおさまる仕事量ではないので、未処理事務を仕方なく自宅に持ち帰る。
こうして当たり前のように休日はつぶれるが、お手当てがつくわけではない。
むしろ自宅に仕事を持ち帰った事が、バレないように隠すのに必死。

このような状況から心身を病む者が多く、各部署に必ず2~3人鬱病を患っている人がいる。
若手の中には、入社した途端に理想と現実のギャップに打ちのめされ、公務員試験を受ける為の勉強を開始する者が毎年一定数いる。

そのような環境の中で、ガムシャラに出世を目指せる猛者は全体の1割程度。
残りの9割は白けてしまい、別の道を模索するか思考停止に陥っている。
入行当時の高い理想や目標とする社会人像が消え失せるのは本当に速い。

そうなったら、「転職」するか「銀行というブランド」にしがみ付くかという選択を迫られる。
行員の8割は転職を意識しているといっても過言ではない。
踏ん切りがつかずにダラダラと居残るケースも多い。
そして40代になったらもう会社にしがみ付くしかなくなる。

ただ、そのような社員に対する支店長のパワハラは常軌を逸している。
その現場に居合わせてしまうと、なんとも気まずい空気を味わうことになる。
明日は我が身かと思うと切なくなる。

銀行というところは「上昇志向を失なった者は排除して然るべき」というカルチャーがある。
だから、心あらずともファイティングポーズをとり続けなければならないのが辛いところ。
同期に対してさえ弱音を吐けない。

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